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No.157話:「一流」の会社をイメージできていますか。

「健全な肉体には健全な魂が宿る。」といいます。会社という組織も同じで高い精神性で事業運営に取り組むには、それにふさわしい「屋台骨」が必要だと思います。「屋台骨」とは少々、遠回しな言い方ではありますが例えば、「職場の整理整頓が行き届いている。」「来客の接遇が行き届いている。」「商品の取り扱いが丁寧である。」といった体制面や環境面といったものでしょうか。

「業界で一流を目指す。」「一流企業と肩を並べる会社になる。」という夢や意気込みは結構なことですが、訪問客が来ても「誰が来たの?」と挨拶も対応もしない会社では「一流」なんぞは夢のまた夢です。そういう会社に限って、「いやいや、今はこんな状態ですが少しずつ従業員教育に力を入れて、一流の接遇ができるようにしますよ。」と言い訳がましい答えが返ってきそうです。

「徐々に従業員もいろんなことを経験し、会社としてやがて『一流』へと成長できればいい。」というプランは確かに理解できなくもないですが、「もっともらしい理屈」だけで具体的に「一流としてどうあるべきか」がイメージできていなければ、何年たっても「二流」「三流」のままのように思います。そう考えると「そのうちに」は「いつまでたっても」と同意語かもしれませんね。

勢いのある会社は規模が小さくても来訪者には「いらっしゃいませ」と気持ちよく迎えてくれます。職場には明るい雰囲気が漂っていますし、当然ながら整理整頓も行き届いています。「勇将の下に弱卒無し」ではありませんが、このような会社は社長や職場のリーダーが従業員を「グイグイ」と引っ張っています。彼らは「一流」とはどういうものなのかを理解していますし、どういう行動をするべきかについてもイメージできています。だからこそ、従業員や部下を「一流」に向かってけん引できるのです。

従業員の人数や規模、事業内容に関わらず「一流」を目指している会社は、最初から「一流」の状態で事業運営をしています。「健康保険料、厚生年金保険料が高いから当面は加入させず、業績が向上してから加入するようにしよう。」ということはなく、「労働条件において加入すべき従業員は健康保険、厚生年金保険に確実に加入させる。」という考え方で労務管理も行っています。

さらには、「どうすれば超一流になれるか。」「どのように取り組めば至高の一流になれるか。」を常に考えているからこそ「一流」であり続けるのです。「この辺りでいいか」「このレベルまで達したら十分だ」と現状に満足をしていないのです。「現在、一流に向けて鋭意、努力をしています。」といいながらも、職場に覇気がなく、机の上はいつも散らかっているようでは、永遠に「一流」に近づくことはできません。やるべきことは一つ、今すぐに「一流」の状態にスイッチを切り替えることです。

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