0798-36-7188
無料メルマガ登録
今週のコラム、各種ご案内をお届け中です。ぜひ、ご登録ください。
ご登録
登録解除
初めての方へ
コラム
コンサルティング
セミナー情報
お客様の声
会社案内
お問い合わせ
初めての方へ
コラム
コンサルティング
セミナー情報
お客様の声
会社案内
お問い合わせ
0798-36-7188
No.241話:職場での「孤独」は将来への「不安」につながります。
2025.02.05
先日、「新卒採用の従業員が、1年を待たずにとうとう退職してしまいました。」というお話を、ある会社の人事担当者から伺いました。退職申し出の前日まで元気よく働いていたとのことなので、担当者にすれば「何で?」と当惑を隠せないようでした。
以前もこのコラムでお話しましたが「新卒3年未満3割退職」は、数値の前後の変動はあるものの、概ね「3割退職」はバブル期から大きくは変わっていません。従いまして「そういうもの」と捉えることが大切です。とはいうものの「そういうもの」だからといって、手をこまねいて何もしないでいいわけではありません。一人でも二人でも退職する新卒採用の従業員が減るようにしなければ状況は少しも改善しません。ではどうすればよいのでしょうか。
まず、
退職防止の手立てを講じるには、従業員が退職を選択した理由を把握する必要があります。
しかし、これが少々厄介で退職者のほとんどが、会社に理由を話すことなく会社を去っていきます。(「退職代行サービス」が介在すると理由を聞く機会すら与えられません。)万が一、理由が聞けたとしても「他社でもっとやりたいことがある」「この会社は自分には向いていない」など、つかみどころのない回答が返ってくることが多いようです。
一方、多くのシンクタンクでは退職理由のアンケート調査を公表しています。こちらはある程度、労働者の本心からの退職理由を反映したものだと考えられます。そのアンケート結果では「労働時間が長い」「休暇が好きな日にとれない」「給料が安い」といったものが目につきますが、「人間関係が悪い」「仕事とのミスマッチ(やりたい仕事ではない)」という回答も多く、前述の退職者から聞いた退職理由にも当てはまるようです。
以上のようなクライアントからの退職者のエピソードやアンケート結果を踏まえて私なりに感じることは、
職場でのコミュニケーションが充実していれば、新卒採用の従業員が退職を選択するケースは減っていくのではないか
ということです。
先日もあるクライアントの人事担当者から「退職した新卒採用の従業員が『仕事のことで相談したいことがあっても、上司や先輩も忙しくて相談する機会がない』という悩みを退職前に職場で口にしていました。もっと話を聞いてあげればよかった」というお話をいただきました。
新卒採用の従業員の3年間は、仕事を覚える途上にあります。わからない仕事や、顧客や他の部署からの問い合わせに上手く答えられないことがあって当然です。そのときに「この仕事はどのように進めていけばいいですか」「お客様から電話でこのような要望があったのですが、どのように応えればいいでしょうか」と、
相談できる上司や先輩が近くにいなければ、砂漠のど真ん中で「ひとりぼっち」にされるのと同じです。
彼らにとって、こんなに不安なことはありません。不安はやがて上司や先輩、そして会社への不信につながります。
「人手不足」の世の中、上司や先輩が、新卒採用の従業員に付きっきりで教育指導ができないことは重々承知しております。しかし、職場で終日、「ひとりぼっち」の状態にしておかない工夫は出来ると思います。「朝と夕方は必ずコミュニケーションをとる」「出先から随時、連絡をとって仕事の進捗を確認する」「お客様からわからない問い合わせがあったらいつでも連絡が取れるようにする」など、できることはたくさんあります。
新卒採用者が職場での「孤独」から「不安」を募らせ、会社への「不信」から「退職」を選択しないようにしましょう。
コラム一覧
無料メルマガ登録
今週のコラム、各種ご案内をお届け中です。ぜひ、ご登録ください。
ご登録
登録解除
COLUMN
コラム
CONSULTING
コンサルティング
SEMINAR
セミナー情報
VOICE
お客様の声
COMPANY
会社案内
CONTACT
お問い合わせ