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No.245話:「変わる」と信じて、従業員に接すること。

「能力はあるのだけれども、同期入社の人材と較べて仕事に前向きではない。もっと前向きになれば、大きく成長できるのだが、こちらが注意喚起しても中々、その気にならない。」「性格も良く、職場の同僚からも可愛がられているが、仕事の方はミスが多くて一人完遂することができない。入社して数年たつが一皮むけない。」といった、いわゆる「伸び悩んでいる」人材はどの会社でもいるのではないでしょうか。

「伸び悩んでいる」人材は、自分自身で変わってもらう他ありませんが、問題なことは上司や先輩が「あの人材は、どうせ何を言っても無駄だ。変わりっこない。」と断じてしまうことです。人間のポテンシャルというものは、他人では測りきれません。数年の付き合い程度で、その人材の特性を判断してしまうことは少々「危険」だと思います。

人材によっては、仕事を上手く自分なりに習得することに時間を要する人もいます。人づきあいが苦手で、職場の人間関係に慣れるのに時間がかかる人もいます。あるいは、職場で遭遇した事態に強いわだかまりを感じて、中々解消できずにいる人もいます。誰もが会社が期待した速度で、会社の戦力になれるということではないのです。

全ての「伸び悩んでいる」人材がそうとは限りませんが、長い「森の中」をくぐり抜けて、ようやく明るい野原に出てくるように、その能力を開花させることもあります。そういう人材は堰を切ったように職場で活躍をし始めるようになります。彼らがいつまでたっても「物足りない」人材でいるとは限らないのです。

もちろん、悪意をもって仕事を怠けたり、不正な行いをする人材は論外ですが、多くの人材は伸び悩んでいる自分にフラストレーションを抱えているものです。周囲からは「呑気に構えているよな。大丈夫か」と心配するような人材であっても、本人は「何とかしなくては」と焦りを感じているものです。

そんな彼らには「成長は期待できない。ずっとあのままだ」とは思わず、「いつか変わるはず」とまずは「見守る」ことが肝要かと思います。焦っている「伸び悩んでいる」人材に、「もっと頑張れ」「早く成長しなさい」と焦らせても効果はありません。人間関係に苦慮している人材に「今晩、みんなで食事に行こう」と誘っても、戸惑うばかりです。また、職場で強いわだかまりを抱いている人材に、「どうした?何があったのか?何が原因なのか?」と聴いたところで、「実はこんなことがありまして」と答えてくれるとは限りません。

距離を置いて「見守る」ことで、自らが解決しようとする時間を与えることです。その上で、本人が「相談に乗って欲しい」と申し出てくれば、暖かく応じて上げて、必要に応じて職場を変える、あるいは業務を変えるといった支援をすればいいと思います。

「士、別れて三日、刮目して相待すべし(人材はたった3日でも、大きく成長しているものだから、カッと目を見開いて接すること)」といいます。何かのきっかけで「伸び悩んでいる」人材が豹変することがあります。「変わる」ことを信じて、同僚に接していきたいものです。

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