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No.246話:管理職を大切にできない会社は長続きできません。

「管理職になると責任は課せられるし、残業は当たり前。休日出勤も多い。その割には権限も少なく、時間外手当もつかない。一般職のときの方がマシだ。」以前にもお話しましたが、このような管理職の悲哀を目にし、嘆きを耳にすれば若い世代が管理職に魅力を感じるはずはありません。

振り返れば、バブル経済が崩壊する前の部長や課長といった管理職は、実に活き活きとしていて、自信とバイタリティーに溢れていたように思います。確かに当時は景気も良く、会社の業績も右肩上がりだったという環境が寄与していたかもしれません。しかし、そういった環境とは関係のない、「俺についてこい」という意気込みが当時の管理職にはあったように思います。

そのように考えると現在の管理職からは元気を感じられません。そして、管理職には「どうせ頑張っても数値は良くならないよ。結果は結局、自分たち管理職が負わなければならない」といったネガティブな姿をイメージしがちになります。どうしてこうも管理職は自信を失ってしまったのでしょうか。

私見を恐れずに敢えて申し上げますと、会社が昔のように管理職を大切にできていないことが一つの原因にあるように思います。「終身雇用」「年功序列」というかつての日本企業が大切していた雇用慣習があったことも背景にはありますが、以前の日本企業は「いずれはこの会社の経営を担う人材になって欲しい」という視点で、管理職を大切に育成すべく待遇や教育を施していたと思いますし、期待もしていたのだと思います。こういった大きな期待があったからこそ、当時の管理職は意気に感じて精力的に業務に従事していたのではないでしょうか。

では、現在はどうでしょうか。確かに今でも「いずれはこの会社の経営を担う人材になって欲しい」という思いで、有望な人材を管理職に就けている会社もあると思いますが、自信をもって「彼らを大切に扱っている」と答えてくれる経営者がどれほど存在するのかはどうも疑問に感じます。中には「管理職にしておけば、時間外手当を気にせずに残業や休日労働を命じられる。」という間違った考え方で、管理職に登用する経営者もいます。

「だって雇用の流動化が進展してくるのだから、いつまで我が社で頑張ってくれるかわからないじゃあないか」というお考えはあるかと思います。「終身雇用」「年功序列」が見直される今日において、その人材にどれほどの期待を寄せていいか、そして、どれほどの待遇や教育を施せばいいのかについて疑念を感じて当然と思います。

そうであったとしても、「いずれはこの会社の経営を担う人材になって欲しい」という思いを新たにし、「この会社」に限らず「この社会に寄与する人材になって欲しい」という思いで管理職を大切に育成して欲しいものです。その思いは必ずその人材に伝わり、あなたの会社に必ず貢献してくれると信じてください。

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