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No.264話:職場の異変の兆候は意外なところから現れます。
2025.07.16
向かい風、追い風といった環境の変化はあるものの、会社の事業が概ね順調に推移して従業員も精力的に日々の業務に従事しているのであれば、経営者としてこれほど幸せなことはないかもしれませんね。会社がこのような状態にあれば、労務管理においても「通常運転」といったところでしょうか。
ところが「好事魔多し」といいます。順調にいっているときほど水面下で異変が生じていることがあります。また、順調なときほど異変に気付きにくくなり、気が付いた時には事態が相当に深刻化している場合があります。従って、会社の事業が順調に進んでいるときでも、経営者として油断なく職場に「アンテナ」を張っておくことに限ります。
さて、この「アンテナ」は職場のどのような事象に対して張っておくべきでしょうか。まず、その一つは退職者の動向です。一見すると何の問題のない「自己都合」退職であっても、短い期間で同じ部署あるいは部門で退職者が続くようであれば、「要注意」ということです。
ただし、退職者は容易に退職理由の真意を明かさないことを前提にして下さい。
たとえば過酷な職場実態に耐え切れずに退職を選択したとしても、退職届には「一身上の都合により」としか書かないということです。従いまして、短い期間で同じ部署で退職者が続くような場合は、退職者からその真意を聞き出すか、職場に残っている従業員から退職者が辞めた理由がどこにあるかをヒアリングしてみることです。
あるいは、職場で「些細なミス」が続いて発生している時も「要注意」です。インシデントのような重大なミスがあれば、会社は原因究明に注力しますが、「些細なミス」は放置してしまいがちです。
「些細なミス」であっても続けていくと「深刻な事態」につながりかねませんから、決して放置して良いことはありません。
「作業台の高さが規格よりも3㎝低かったため、作業時の体勢が悪く製造ミスだけでなく、腰痛発生の要因になっていた」「機械の刃に亀裂があり、製品にキズが生じていたのみならず、あと少しで刃が落ちて大事故につながるところであった」という労働安全衛生上の課題発見につながる場合もあります。もしくは「連日、長時間労働が続いており、疲労から従業員の人的ミスが生じていた。すでに労働基準法の時間外労働の上限時間を超過している状態であった」のような労務管理に関するケースもあります。
以上のように職場で異変が生じているときは、必ず「シグナル」が出ています。「シグナル」が小さなときは拾うことが困難ではありますが、
小さい「シグナル」の状態のときであれば問題を早期に解消することが可能です。
会社の事業の好調、不調に関わらず、職場からの「シグナル」には敏感でありたいですね。
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