『人事労務戦略』構築専門のコンサルタント 株式会社サムライズ

0798-36-7188

無料メルマガ登録

今週のコラム、各種ご案内をお届け中です。ぜひ、ご登録ください。

登録解除

No.282話:職場に、仕事に魅力を感じるために必要なこととは。

「従業員がいつまでもわが社で働いてくれること」「従業員がその能力を遺憾なく発揮して、会社に成果をもたらしてくれること」これらは従業員を雇用する経営者に共通する願いではないでしょうか。とはいうものの、現実にはこの願いのとおりにはいかず、「せっかく入社したのにもかかわらず、早期に退社してしまった」「期待していた成果を残していない。能力が期待不足だった」といった現実に直面している経営者が多いのではないでしょうか。

その理由は何でしょう。いくつかのシンクタンクでの調査結果をみると、「賃金に不満がある」「希望していた職務に従事できない」「人間関係が上手くいっていない」といったものがあげられています。確かにこれらは大きな理由であると思いますから、その改善に向けて取り組む必要があります。しかし、経営者の願いが実現しない理由は本当にそれだけでしょうか。

このような疑問に答える形で昨今は、従業員の定着や、能力の発揮できる働き方を創出する観点から、「エンゲージメント」という言葉が使われるようになりました。大まかに言えば、職場や仕事に「やりがい」「働きがい」「生きがい」の感じるようになれば、従業員がその会社に留まるようになり、能力を発揮して成果の拡大につながるという観点からの取り組みですね。(企業によっては、専門業者に委託して自社の「エンゲージメントスコア」を算出させて、ホームページで公表して求職者の興味を引くようにするところも増えてきているようです。)

この「エンゲージメント」を高めていくには、単純には職場や仕事に「やりがい」「働きがい」「生きがい」が感じられるように、経営者として何らかの仕掛けを行う必要があるということですね。そのためには、従業員からのヒアリングなどを行い、職場や仕事に求める物を見極めて、できるだけ彼らの期待に応えていくということになります。

個人的には職場や仕事に対して、従業員が「ワクワク」を感じるように、経営者が色んな取り組みをしていくということなのではないかと思います。「ワクワク」を感じれば、職場や仕事に「やりがい」「働きがい」「生きがい」を感じるようになります。

従業員に過剰におもねる必要はありませんが、「ワクワク」を感じさせる仕掛けをしていくことはムダではないと思います。そのために経営者が心掛けることとしては、経営者自らが職場や仕事に「ワクワク」を感じるようになることではないでしょうか。ご自身が「ワクワク」を感じないようでは、従業員に「ワクワク」を感じさせることなどは出来ようがありませんからね。まずは自らが「ワクワク」を感じる環境を作ることから始めましょう。

コラム一覧

無料メルマガ登録

今週のコラム、各種ご案内をお届け中です。ぜひ、ご登録ください。

登録解除