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No.288話:労働者の価値観の変化には敏感に。

仕事上の些細な出来事で従業員同士が口論となる職場でのトラブル、「つい最近までは、上司や経営者がお互いの話を聴いて、冷静になったところで『お互い悪かった』と双方が謝罪して解決だった。しかし、最近は『相手の方が悪い』と双方が譲歩しようとせず、和解させることが難しくなった」との労務管理の悩みの相談を受けることが増えています。

もちろんのこと最近の全ての人材が「和解させることが難しい」ということではありません。ただ、数年前までのような説明や説得では容易に納得してくれない人が増えてきているようでもあります。従いまして、わずか数年前の職場のトラブル対応と同じようなことをしていては、解決が難しいということになります。

実はこれは若い人材に限ったことではないようです。ベテラン人材においても「全面的に相手が悪い。それなのに何故、こちらが譲歩して謝らなければならないのか」という反応を示すようになっています。その原因は社会環境の変化によるものなのかは判然としません。しかし、確実に感じることは「あれ?今までのような説得方法では解決に向けて譲歩してくれないな」ということです。

仕事の取り組み方も同様に「やりたくない仕事はやりません」というスタンスの人材が増えてきています。「どうでも、とにかくこの仕事をやりなさい」と強めに指示すると、あっさりと転職してしまいかねませんから何とも困ったものです。

残業の指示にしても、有名なアニメのキャラクターのように「残業は嫌いなので」と平然と断ってくる人材もいます。「いやいや、これは会社からの命令だから従いなさい」と言えば、前述のように「ああ、そうですか。じゃあたった今、会社を辞めさせていただきます」と答えられるのが関の山のようです。

さて、このような事象の是非はともかくとして、私たちが認識しておくことは、ほんの数年前までの働く人とは価値観が変わってきているということです。これは世代や個人などで一括りにはできないように思えます。同じ人材であってもこの数年で「働くこと」や「人生」に対する価値観が微妙に変わっているということです。(もちろん、変わっていない方も多くいますが)

大切なことは雇う側が多様性はもとより、人材個々の価値観の微妙な変化に敏感になることだと思います。「仕事の向き合い方が変わった」「取引先や顧客への接し方が変わった」など、その変化を感じ取ることです。そして、変化の有無に関係なく従業員に対して、何か仕事上のアプローチを掛けるときは、その反応を見ながら適宜に必要な解説を交えて、その人材の行動につながるように工夫をしていくことが求められるということです。

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