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No.293話:部下へ「仕事を任せる」ことの意味とは

全ての業務を自身で処理することに限界があることから、職場の上司は仕事を効率的に進めるために、部下に自分が担当する職務の一部を任せる、つまり「委任」することがあります。あるいは部下の職務能力の向上を企図して、上司が自分の仕事を「委任」することがあります。

仕事の「委任」は上記の如く、必要であれば積極的に行えばよろしいかとおもいます。しかしながら、「委任」する上司がその意味を取り違えている場合も散見されます。具体的には「委任」することによって、その職務に関する自らの責任まで「放棄」してしまうことです。すなわち、部下が「委任」された仕事を完結出来ない、あるいはミスを犯して会社に大きな損失を招いた場合に、「それは部下の責任である。自分には責任がない」と「責任逃れ」をしてしまうことです。

仕事を「委任」することは、あくまでも仕事の遂行を「委任」したに過ぎません。仕事の結果については「委任」した上司にその責任があります。従って、ミスをした部下に対して「オレは知らないよ。自分で責任を取ってね」や「どうしたらいいか?って、私に聞かないで自分でなんとかしなさいよ」では、上司として「無責任」と言わざるを得ません。

上司として部下に自身の仕事を「委任」した以上は、部下がその仕事をミスなく完結できるようにチェック・アンド・フォローすることは上司として当然のことです。「この仕事は任せたね。あとは好きにやってね」と「放置」することは許されないということです。

従いまして、部下に仕事を「委任」する場合は、「どのレベルの結果を求めるのか」という目標や、「いつまでに完成させるのか」という期限を明示する必要があります。また、「仕事の進捗」の定期的な報告の義務付けをさせることです。また、「解らないことや困ったことがあったら、いつでも相談してね」といった不安解消につながるひと言も添えることも大切です。

そして、「委任」した仕事を無事に完了できた場合は「ありがとう。仕事をあなたにお願いして助かったよ。これからもよろしくね」とねぎらうことも忘れないでください。一方で万が一、「委任」した仕事をお願いしたとおりに完結できなかった場合でも、「できなかった」箇所について「なぜ、上手くいかなかったのか」の背景を一緒に考えて、「次回はどうすれば上手くできるか」をアドバイスして、その他の「上手くできた」箇所については、「良くできていたよ」と評価するようにしてください。

上司として「仕事を部下に任せることができた。自分の仕事が軽減出来て助かるな」と思うことは、悪いことではありません。ただ、「楽するだけ」で仕事を「委任」することは職場組織にとっては物足りません。部下の成長や職場の活性化につながるような「委任」を心掛けることが重要ということですね。

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