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No.295話:従業員への「不満」だけを外に漏らす愚は犯さないことです。

「ウチの従業員は成果を残せていないのに危機感が乏しい」「会社の業績が落ちているのに、休日や年次有給休暇は確実に取ってくる」「日中はダラダラと仕事をして、期限に間に合わないからという理由で無駄な残業ばかりしている」「外回りでは喫茶店で終日サボってばかりだ」このような経営者による「単なる」自社の従業員への不満や愚痴を聞いて、皆さんはどう思いますか。

「ウチの従業員と同じだ」と共感する方もいるでしょう。また、「大変ですね」と気の毒に感じる方もいると思います。しかし、多くの方が「自分の会社の従業員への不満を、外部に吐露するのは良くないな」と思ったのではないでしょうか。

実際に口にしている不満の内容が事実であったとしても、「身内の恥」というものは「憚らる(はばかれる):遠慮する」というのが「日本人の美徳」であるからかもしれません。「ウチの子どもは30歳になっても、働かずに家でゲームばかりして過ごしている」なんてことは、あまり他人には話せないのと同じことです。

あるいは人によっては「自分の会社の従業員の不満を口にする暇があったら、指導教育を施して改善させるのが経営者の仕事だろう」と、その経営者に対して当然の疑問を感じるかもしれません。

ことほど左様に経営者による自社の従業員の不満は、その経営者自身の評価を下げることにつながりかねないことですから、その愚を犯さないように厳に慎むべきことです。できれば「ウチの従業員は経営者以上に頑張っている。毎日、頑張ってくれて頭が下がる思いだ。世界一素晴らしい」と、少々過剰気味でも誉める方が絶対に良いに決まっていますよ。

とは言いながら、経営者によっては「物足らない従業員」に対する悩みは深刻なことではないかと心中お察し申し上げます。従って、ついつい愚痴として口に出てしまうこともあるでしょう。不満を吐露してしまうことも分からなくもありません。では、つい口にしてしまったときにはどうすればいいでしょうか。

愚痴や不満に終わらせず、「どうしたら良いでしょうか」と付け加えることで、聴いた相手が「悩み」の相談をされていると受け取ってもらえるようにすることです。これは嘘やテクニックの問題ではありません。なぜなら、愚痴や不満を口にすることは相手に「悩み」を聴いてもらって、その解決方法についてアドバイスが欲しいという気持ちの裏返しだからです。

「どうしたら良いでしょうか」と言われれば、相手は経営者による自社の従業員への不満と受止めず、「悩み」を抱えて相談を持ち掛けていると正しく理解して、あなたの願い通りに想いを共有したり、解決方法を助言してくれると思います。その解決方法を参考に自社の従業員の行動がより良く改善されれば愚痴も意味あるものになりますからね。

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